汗とアトピー性皮膚炎

2018年が始まりました。年末年始は久しぶりに東京でしたが、普段通っているジムが2か所ともお休みのため普段よりグンと運動量が減り体が重ーくなった気がします。年始も開いているゴールドジムでトレッドミルを走りましたが普段かく汗の量には比べ物にならず体がすっきりとしませんでしたcatface 汗をしっかりかく、ということは気分リフレッシュだけでなく体の循環や代謝を高めるためにも欠かせないと改めて実感しました。
今月号の皮膚科の雑誌の“アトピー性皮膚炎の新時代”の特集のなかで大阪大の室田先生のご専門分野“汗とアトピー”があり、最新の情報を確認しました。
 
汗は、ダニ抗原などのプロテアーゼ活性を抑制する効果がありアレルゲンの影響を軽減すると考えられますがその抑制効果は時間の経過とともに損なわれるため、この汗のメリットは発汗の初期に限られます。
皮膚の恒常性を保つために必要な汗の量以外の余った汗は皮膚表面に長時間そのままにするとマイナスの影響を与えます。
長時間汗孔が閉塞してできる汗疹アセモの場合そのアセモ部位はその数日間は無汗となってしまうことも分かっています。
またアトピー性皮膚炎では、皮膚炎症皮疹部位に一致して汗孔が閉塞していて汗をかきにくくなっていることが分かっています。ほとんどのアトピー性皮膚炎では発汗量の減少と発汗までの時間の延長が認められます。つまり、汗は少しずつ時間をかけてゆっくりと排泄されるため乏汗状態であることが多く、この乏汗が皮膚に熱をこもらせ、乾燥させ、抗菌力を低下させるため、皮膚炎症状を悪化させてしまいます。
皮膚の恒常性を損なわないためには、適切に汗をかく、ことも大きな目標となるのではないかと考えられます。
一方で、汗をかくと痒くなる、ことも確かにあります。
アトピー性皮膚炎の皮疹炎症部位の汗は、汗管の先端から外に出ずらく代わりに汗管の途中からヨコの組織に漏出してしまうことがわかっていてそれにより、発汗時の異常感覚(かゆい)につながるのではと思われます。
ですから、汗をかくと痒い方では皮膚炎の症状をしっかりコントロールすることがすすめられます。
また汗をかくと、皮膚表面の抗原や環境因子が汗に混入するためにアレルギー反応を生じその刺激が痒みを起こすことも考えられます。
ですからどちらにしろ、余計な汗を放置せずにシャワーやおしぼりなどで汗を残さない・綿素材を着て皮膚に汗を残さないことが大切です。
冬は汗もかきにくい時期ですが体を中から温めるには程度な運動などで汗をかくこと、を継続していきたいです!
この年末、美容院で“ララランド”を観せてもらいましたdelicious 美容師さんの解説付きでdelicious
普段なかなか大人の映画は観る機会がありませんが、今年はおススメの映画は一人でも観にいきたいと思いますconfident
また大切な一年間、人との交わりを大切に、思いやりを大切に過ごしていきたいと思います。

乾燥肌からの経皮感作

12月に入ってからとにかく皮膚の乾燥が日に日に強まってきます。

フィラグリンと皮膚バリア、アトピー性皮膚炎の治療薬について大塚篤司先生の記事をチェックしました。

皮膚の乾燥が進むと皮膚バリアが障害されアレルゲンが入りやすくなりますが、それは単に壊れたバリアを抗原が通過するわけでもなく、皮膚表面の様々な信号をうけた角質細胞が活性化してサイトカインを産生し、それにより表皮の内側に存在するランゲルハンス細胞が突起の先端を伸ばして抗原を中に取り込むことが分かっています。

またフィラグリンなど皮膚バリアを司る遺伝子変異があったとしてもそれだけでは経皮感作は進まず、後天的な角層バリア障害があると初めて経皮感作が成立します。
つまり、石鹸の過剰使用やエアコンによる乾燥、環境アレルゲン(花粉ダニなど)の侵入、掻破などにより、より角層バリアが弱まりアレルギー炎症の下地をつくることになります。

現在20%以上のアトピー性皮膚炎患者の方にフィラグリン遺伝子の変異があるといわれていますが、変異がなくてもアトピーの方のほぼすべてでフィラグリンの発現が低下していることから、フィラグリンの発現量がアトピー性皮膚炎の発症に重要であるのは間違いありません。

ですから、フィラグリンの発現を亢進させて皮膚バリア機能を亢進させることがアトピー性皮膚炎の治療に結び付くと考えられます。

アトピー性皮膚炎の炎症に関与するサイトカインの産生には、JAK(ジャック)やSTAT(スタット)などのシグナル蛋白が関連していますが、JAK阻害剤(JTE052)を外用させるとフィラグリンの発現を亢進させて皮膚バリア機能を改善させることがわかり、外用剤としての新治療が期待されるところです。
プロトピック以来のアトピー性皮膚炎の外用薬、期待したいです。

どちらにしろ、石鹸で洗いすぎない、使用しない、皮膚を擦らない、ことは皮膚バリア機能を障害させない点で何より大切です。また冬でもきちんと汗をかいて皮膚に水分を補うことも大切です。

本来ヒトは外界の抗原から守る優秀な皮膚バリアを持っているのですから、せっかくのバリアを壊さない、バリアを守るべく、刺激の回避と保湿スキンケアが何より大切ですconfident

あっという間に年末あとわずかです。忘年会などで仲間や友人と話したり飲んだり、楽しい時期でもありますね!一年を振り返って、反省だけではなくそれなりに頑張った自分を認めてあげることによってまた来年のパワーにしたいと思います。
私の来年の抱負は、今年に引き続き“何事も一生懸命にベストを尽くす”。
ありきたりですが、“とにかく後で後悔のないように”体が動くまだ40代を、毎日楽しく過ごしていきたいです!
色々やることも増え、体がいくつあっても足りない40代後半に突入しますが、色々考えすぎず、全ては‟後悔のない”未来の自分のために、その時々の時間のベストを尽くしたいと思いますdelicious

シミの悩み

冬に入ってからシミの相談を受けることが多くなりました。夏の紫外線の後フっと自分の素顔をみると気になるシミ、年齢とともに薄くしたい、治したいという気持ちがとっても共感できるようになりました。先日購入した医学雑誌の中の順天堂浦安の須賀先生の記事をチェックしています。
お手軽にスタートできる美白の外用では、肝斑や炎症後色素沈着がレーザーが効きにくい分塗り薬が第一選択となります。メラニン生成を抑制する美白剤(塗り薬)はメラニン色素のコントロールが可能であっても色素細胞や母斑細胞を減らすことはできないため、黒子などのホクロや後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)などの、真皮に病変主体があるアザに近いものの場合は外用は効果がうすくレーザーなどが必要になります。
・合成前の色素細胞への情報伝達を抑制するもの: トラネキサム酸・カモミラ
・メラニン合成に必要な酵素であるチロジナーゼ活性を抑制しメラニン産生を抑制するもの:  ハイドロキノン・アルブチン・エラグ酸
・表皮で作られたメラニン生成物を還元して脱色する場合: ビタミンⅭ誘導体
・合成後のメラノソームの色素細胞から表皮細胞へ転送することを中止するもの:ニコチン酸アミド
・メラニン合成後に表皮ターンオーバーを促進して表皮に溜まったメラニン色素の排出を促進するもの :レチノイン酸、グリコール酸
いわゆる普通のシミである老人性色素斑はQスイッチレーザーが効果的で、当てた後、痂皮ができますが1週間後から痂皮がとれ、その後うすくなります。
私自身は肝斑の一部が右頬にあるのですが、ハイドロキノンは塗ると赤くなってしまうためかえってほとんど塗らず、摩擦をかけない・触らない、ようにしつつ、運動で代謝を上げて皮膚のターンオーバーも上げるようにこころがけています。
 
肝斑は30~50代の女性に好発する色素斑で、頬、前額部、口周りの褐色色素斑で、ホルモン(ⅯSHメラノサイト刺激ホルモン、プロゲステロン、エストロゲン)の上昇によってメラニン産生が増加することが原因であると考えられます。
また、肝斑病変部では慢性の紫外線暴露でみられる光老化の病理像と、メラノサイトにおけるメラニン産生が亢進し、メラノサイト自身も数が増加していることがわかっています。その上、肝斑病変部では角層が薄くなり、角層バリア機能不全や毛細血管拡張まで見られるため、とにかく、遮光、そして、皮膚表面への摩擦やバリア破壊を特に気を付けながら、適切な治療をしていくのみです。
いわゆる普通のシミ(老人性色素斑、嫌な名前ですね)は、慢性の紫外線暴露によりDNA損傷と慢性の炎症がおこり、ケラチノサイトや線維芽細胞が異常化してメラノサイトを活性化し、過剰なメラニンの蓄積を生じさせることが本態と考えられています。
また、老人性色素斑を生じやすい素因がある方は、紫外線暴露により遺伝子変異も生じていますが、その遺伝子は、日光暴露によりシワやたるみが生じやすい方とは異なる遺伝子であるそうです。
 
シミといえども種類は多数。種類によって適切な治療をおこなって今より薄くなれば自分自身の気持ちがもっと前向きになってより輝ける事と思います。年齢を重ねた女性も男性も、シミや見た目だけでなく、自分自身に自信を持ち輝けることは永遠の理想です。
 
若いときには思いもしなかった皮膚の悩みも今は色々な様々な治療が選べる時代です。
紫外線の弱いこの時期に適切なケアをしてシミを少しでも薄くしていくのも良いですね。
 
年度末で子供の期末テストや面談などの時期です。高2長男は最近ようやく勉強モードになってきて、親の出る幕は本当にない感じです。担任の先生の親面談で、最近急に勉強モードになってきて、というと学校高2全体がみんなそんな雰囲気です、ムスコさんだけではないです、と言われましたcoldsweats01 自分の若かりし高2時代を思い出し、将来の夢や未来にむかって友人たちと勉強してたな~色々将来について真面目に考え様々思っていたな~と懐かしく、そしてうらやましくなります。
子供は未来明るく何でもありで、こちらまで明るくしてくれていいですねconfident
私自身も、明るい未来、とまではいきませんが、自分を少しずつ成長させていければ。
皮膚科でも新しい治療や情報を知識として入れるのはもちろん、開業医として何でも相談できる安心感・信頼感のある人になりたいと思います。
大学病院時代の上の先生方の外来では、学識が深いよりも、聞き上手で何でも相談できるような、そして安心感のもてる先生が患者さんに人気があり、なんでだろう~と考えたりしましたが、今になってよくわかるような気がします。
その雰囲気や人間性などを含めて、会いたい、かかりたい、と思える先生であったのだと思います。皮膚科以外も勉強ですdelicious
 
feel cycleでも、BB3という一番上の段階のプログラムを先日参加しましたが、今回はとてもスムーズに楽しく漕ぐことができて、少しだけ自信が持てるようになりました。インストラクターの方もおっしゃっていたように、私がBB3を漕ごうと選び、 ここに来たことを感じ、自分で選択した事と、漕ぎ切った事に自信をもってさらに挑戦していきたいと熱く思いましたconfident
 
年末まであとわずか、色々予定が立てこみ慌ただしく過ぎてしまいがちですが、睡眠の直前は目を閉じて頭を無にして、良質な睡眠sleepyをとりながら毎日を過ごしていきたいと思いますconfident
 

蕁麻疹の新薬オマリズマブ~ゾレア~について

秋は学会シーズンです。昨日も診療後、京王プラザで行われている日本皮膚科学会の講演を聴きにいきました。
蕁麻疹の最新のくすり、抗IgE抗体注射剤である オマリズマブ(ゾレア) についてNTT病院の五十嵐先生のご講演を聴講しました。五十嵐先生のお話はいつも率直でわかりやすく本当に参考になります。
 
慢性蕁麻疹の定義は欧米に合わせて6週間以上継続する蕁麻疹、となりますが、その54%は原因不明(多因子)であって、アレルギー性の原因で発症する割合は5%という報告があります。
たかが蕁麻疹ですがアンケートによると発症者のQOL低下は、乾癬・顔面ざ瘡・白斑についで4番目に多く、慢性で長期にわたると患者さんの苦痛はより強くなります。
欧州のガイドラインでは
1.第二世代抗ヒスタミン剤
2.抗ヒスタミン剤4倍量増量
3.オマリズマブを追加
4.シクロスポリン(免疫抑制剤)を追加
とステップ3に入っていますが、日本でも近々改定されるガイドラインではステップ3に組み込まれる予定だそうです。
日本の報告では、重症蕁麻疹の方へオマリズマブ(ゾレア)300㎎を4週間に一回注射して3回行った場合、65%の方がコントロール良好となり、3分の1の方が全く症状がなくなりました。特に大きな副作用もあまりなく安全性も高いので期待できる薬ですが、薬価が高めで、3割負担の方で一回300㎎の注射で自己負担が約28000円となります。4週間に一回、頻回に定期的に行うには若い方にはやはり高額です。
また、ゾレア注射の最終投薬から約8週後(約2ヵ月ちょっと)から症状の再燃しやすく、12週間後には症状がもとに戻りやすくなります。
またその後に再投与した場合、9割の方がコントロール良好に戻ります。
有効性はそれぞれ個人差がありますが、難治性の蕁麻疹の方には、ゾレア、期待できます!
 
学会会場では皮膚科の最新医学雑誌が販売されていますのでいつも購入するのですが、今回は、皮膚科治療薬処方ガイド最新版(Derma)と 日常皮膚診療の極意と裏ワザと 手湿疹トリートメント(実は患者さん数はとても多い)と 美容部門・美肌をつくるサイエンス“ベラペレ”の中の“たるみ”特集と“シミ”特集版の計5冊を購入しました!
普段なかなかじっくりと読めませんが、年末年始のお休みにでもじっくり読んでいきたいと思います。 
 
学会後は順天堂皮膚科医局時代の先輩方と恒例の女子会で、外苑前の“赤ほう亭”に伺いました、少し隠れ家的な懐石料理のお店で美味しいお食事を気心の知れた先輩3人とほっとできる時間を過ごさせていただきました。皮膚科の話はわずかで、年齢を重ねた女性としての生き方や楽しい恋愛話など、お互いの性格もわかっている先輩方とほっこりとした時間confident 感謝ですheart04
 
ジムや feel cycle でも、人気のあるトレーナーさんは多くの人を惹きつける魅力がありますが、共通した魅力は、真面目な向上心と、人への気遣いやちょっとした声掛け、そして誰へも平等で同じ態度だと思います。その方々の魅力を少しでも見習いながら思いやりのある人間になりたいと思います。そのためにはキツキツに生活しすぎない、少し何も考えないようなボーッと無駄な時間も大切なのかも、と思います。自分の心に余裕がないとなかなか人を思いやる余裕もなくなりそうです。瞑想までいかなくても、パソコンやスマホを見ないで目を閉じてみる、無の時間を大切にまた一週間過ごしていこうと思いますconfident
 
 
 

乳幼児アレルギー性皮膚炎の自然経過について

11月に入りようやく秋晴れの日が続いて気持ち良い日々です。空気は急に乾燥してドライスキンのお子さんや赤ちゃんも痒くなりやすくなる秋です。
先週末、乳幼児アレルギー性皮膚炎について片岡葉子先生のご講演をうかがう機会があり、改めて幼少時の治療の大切さについて再確認いたしました。
乳児期の月齢では生後4~8ヵ月くらいがアレルギー皮膚症状がピークで起こりやすく、その期間は皮膚症状を放置すると悪化しやすくなります。赤ちゃんはもともと生後1~4ヵ月の間にドライスキンに変化しやすくなり、さらに冬に重なると皮膚症状が出やすく受診率も高まります。時には体や四肢の皮膚に急にリング状の赤みが多発して受診される赤ちゃんもいます。
万が一その時期に症状が悪化したとしても、8ヵ月くらいをピークを山にして落ち着き、1歳頃には少し皮膚が良くなり、3歳頃にはさらに良くなります。途中、感染症・食べ物・ストレス・乾燥の季節などで症状が悪くなることもありますが、自然経過で軽快していくことが通常のドライスキン・軽症のアトピー性皮膚炎のお子さんです。
真菌や花粉・食物などのIgEアレルギー、と皮膚症状はお互いに相関し、皮膚を加療できれいにするとこれらのアレルゲンIgEも下がってくることが大多数なのですが、これにも限界期があります。
つまり、早期に加療してコントロールし、Th2型のアレルギー炎症を早期に抑えることによって年長期・成人期までの遷延化を防いだ方が良いハイリスク児に対しては早期の治療が大切です。
皮膚症状をまず治療により寛解させて、間欠的に治療を継続して悪化しないようにコントロールする、いわゆる“プロアクティブ療法”が理想ですが、本当に皮膚が正常化しないうちにやめてしまうと、良くなったり悪くなったりをしょっちゅう繰り返してしまうため、炎症が完全におさまるまで薬を塗り続けることが大切です。
病勢のマーカーであるTARC (アトピー性皮膚炎の表皮角化細胞などから産生が誘導される白血球走化性因子タンパク) は皮膚が一見きれいでも高値のことが多く、理想としてはTARCが正常化するまで必ず薬を継続して炎症を抑えることが大切です。
寛解導入時の外用ステロイドを安全にかつ適切に使用することも必要で、連続外用は2ヵ月間にして間隔を減らしていくなど、その時々の皮膚症状にあわせて治療を見極めていく必要があります。
重症なアトピー性皮膚炎の乳幼児では特に、結節型病変や手足末端の硬くてかゆい病変を残さないことが大切で、これらの症状をしっかり加療しないと少し大きくなっても残ってしまう場合があります。 確かに。
皮膚症状に、月齢(4~8ヵ月がピーク)・季節(秋冬に悪化)・感染症(風邪ひくと悪化) は影響を与えますが、その中でも、
まず、乳幼児期の重症例の見極め、まず最初の寛解導入を導くこと。
どこに炎症が残っているのか、悪化因子は何か、薬のアドヒアランスは、安全に tight and safe control できているか、などを考えながら 良好なコントロールを行うことが大切、という片岡先生の熱いメッセージを心に再認識いたしました。
皮膚科医として、上手くお母さま方にお話し説明するとともに、その時々の子供の皮膚症状を適切に見極めることが大切なのだと改めて身が引き締まりましたconfident
11月に入り子供たちの長い2学期も半分すぎ、子供も親も疲れが出やすい時期ですね。
高2の長男は相変わらずあまり家では喋りませんが、大学受験まで少し近付き、学校生活に塾に部活に、たまの乃木坂ライブに、多忙に過ごしています。大人の都合や気持ちも少しわかってきて成長したと思うこともあれば、ついつい色々言ってしまうこともありますが、極端な反抗期もとうに過ぎ、学校仲間や先生方に感謝です。
小4のgemini達は塾の宿題が追い付かなくなり毎日ひーひー言ったり文句いったりしていますが、こちらも力が抜けていてみっちり勉強も見きれていないので、申し訳なく思いながら日々格闘しています。先日も二人で結託して、“ママ、まだ4年なのに習い事が多すぎる、自由に友達と遊べる日が欲しい!ママだけフィールサイクル行ったりジムに行ったり好きな事してずるい!” と交渉してきました。言い分を聞いているうちにこちらも “確かにそうだね~”と思えてきて交渉成立delicious 段々と女子は口も達者になってきます。世の中上手く渡っていくにはある程度大切かなdelicious
 
先日 feel cycle でビートルズ曲のプログラムに参加して、久しぶりに let it be を聞きました。若いときは自分と重ねていましたが、今聞くと、子供にも時に let it be といえるような大らかな優しい母になりたい~と違う気持ちになりましたconfident が、現実には〰catface これから訪れる女子の反抗期には、時にまたこの曲を聴いて乗り切りたいと思います!
 
私自身もこの年末まで2ヵ月はあっという間に過ぎてしまいそうですが、とにかく何事も継続して、少し上を目指して淡々と過ごしていきたいです。
まずは少し休んでいた空手を再開して大切な時間を集中していきたいです。ほかの運動も少し上を目指しながら。余計な事を考えずに、かつ真面目にconfident楽しく。
 
クリニックのスタッフの中には、結婚や出産など人生の転機を迎える方もいて、私たちの気持ちを明るくしてくれます。ずっと以前からクリニックを変わらず支えてくれる信頼できるスタッフにも心から感謝しながら年末まで多忙な日々を皆で乗り切りたいと思います。
 

皮膚科の新薬について

品川区皮膚科医会の集まりで、NTT病院の五十嵐先生のご講演をうかがい、最新の開発中のアトピー性皮膚炎新薬について少し教えていただきました。
 
デュピルマグ(注射剤):抗IL4,IL13製剤で、痒みよりはまず皮膚症状を改善させる印象
ネモリズマブ(注射剤):抗31抗体製剤で、皮膚症状よりも痒みに対する方が有効的な印象
クリサボロール(外用):PDE4阻害剤で、細胞内免疫ホメオスタシスの維持を助けるcAMP濃度を上昇させて抗炎症・抗かゆみ効果を発揮するもので、実際には悪化時の治療というよりも維持療法として有効であろう
JTE052(外用薬):細胞内の免疫活性化シグナル伝達に重要なJAK(ヤヌスキナーゼ、ジャック)の働きを阻害し、過剰な免疫反応の活性化を抑えるもので、塗り薬で処方しやすい
 
そのほかの皮膚科新薬としてこれから登場するものは、
 
ルパフィン(10㎎):アレルギーを起こすヒスタミンと血小板活性化因子(PAF)の両方を阻害することによりアレルギー鼻炎や蕁麻疹の症状を抑えるもので、クラリチンに少しにていますが、眠気が生じることがあり、運転ができません。
 
ホスラブコナゾール(抗真菌剤内服):従来の抗真菌よりも短期間、3ヵ月で終了となるのが特徴。
臨床だけ仕事していると、効果的な新薬一つにどれだけ色々な方面の専門家が関与していて計り知れない努力の賜物ということを忘れがちですが、その新薬をうまく効果的に治療として使用するかは私たちの説明方法や説得力にかかっているかと思いますので、また新薬が発売されたらうまく上手に治療に生かしていきたいと思いますconfident
 
先週末 feel cycle のライブイベントで360人と一緒に100分間のバイクエクササイズを行うイベントに参加しました。100分、あっという間、曲やインストラクターの高揚ライブを楽しみながら、すっきり楽しく汗をかきました。1年前は辛かったプログラムが曲を楽しめるくらい漕げるようになったり、自分自身の成長を感じられることは小さな幸せです。
 
先日夕方の外来時に、初診の患者様から診察室を出られる直前に、先生の笑顔はとっても素敵ですね!と思いがけなく声を掛けていただきました。とっても嬉しく、心があらわれましたconfident
そんな言葉をさりげなく言ってくださる方はとても素敵だな~本当にうれしくて一気に元気つけられました。
言葉は思っただけでは伝わらず、声にだして伝えることが絶対必要だと改めて感じました。
その方からお褒めいただいた分、今度は私がどなたかに言葉で伝えていきたい!と気持ち新たに決心しましたconfident 思うだけでなく、言葉できちんと伝える、さりげなく。なかなかできそうで難しいことです。今度は私が!ぜひconfident
 

デュアックゲル・ベピオゲルのかぶれについて

あっという間に10月に入り、インフルエンザ予防接種の時期になってしまいました。早いものですcatface
肌も乾燥の時期、角質剥離作用でにきび予防・治療薬である、
ベピオゲル(過酸化ベンゾイル)
デュアックゲル(ベピオゲル+ダラシンゲル)
エピデュオゲル(ベピオゲル+ディフェリンゲル)
らを外用すると、はじめその過酸化ベンゾイルのピーリング作用によりカサカサ乾燥したり赤くなったりします。いわゆる当初の“刺激性接触皮膚炎”です。この刺激性接触皮膚炎は使用を続けることにより徐々に慣れてきて生じにくくなりますが、中には、過酸化ベンゾイルによるアレルギー性接触皮膚炎も報告されています。
茨城の飯島茂子先生(はなみずきクリニック)と山形市立病院の角田孝彦先生の報告によると、刺激性とアレルギー性の接触皮膚炎の違いの一つに、発症までの期間があげられます。つまり、刺激性(一過性のカサカサピーリング刺激)は発症まで2日が平均であったのに対してアレルギー性(継続しても赤くカブレっぱなし)は9~24日と報告されています。
正確な診断は過酸化ベンゾイルのパッチテストを行い判断しますが、赤くかぶれた臨床所見だけでは正確にはどちらかかはわかりずらいことも多く、多くはピーリング作用の一時的な赤みかぶれですが、成分自体のアレルギー性ではないかどうかの正確な判断が大切です。
また、過酸化ベンゾイルはその漂白作用・抗菌作用のために食品関係・工業製品・医療用品に利用されていますが、感作性(使用を続けることによりカブレを起こしやすくなること)は低いと考えられています。
ただ、アメリカ製プロアクティブ製剤など、過酸化ベンゾイルがもともと含まれているものを使用続けている人などは、長い間使用しているうちに感作されてベピオゲル・デュアックを使用直後からアレルギー性接触皮膚炎を発症することも考えられます。(日本のプロアクティブには含まれていません。)
刺激性カブレにしろ、アレルギー性カブレにしろ、使用スタートから1か月以内に発症していることを考えると、最初の1か月間は外用量を少なく、ポイント的に使用するなど少しカブレの可能性を考慮した外用方法も必要に応じて考えていくのも大切なのかもしれません。
 
相変わらず、週末など時間を見つけて筋トレやfeel cycleに通い汗を流しストレス発散しながら代謝を高める努力はしていますが、それでもニキビは出来てしまいますcatface
出来たらとにかく触らず、デュアックゲルをこんもりのせて早く治すようにしています。
 

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新しい抗ウイルス剤アメナリーフについて

早いもので2学期 9月が始まり秋の空気に変わってきました。急に乾燥も気になる時期です。
9月7日に処方開始になった、帯状疱疹の新薬飲み薬、アメナリーフについて、マルホの担当の方より教えていただきました。
今までの抗ウイルス剤、バルトレックスやファムビルとは作用機序が違う新しい機序の薬で、今までの2剤の薬がヘルペスウイルスDNAの複製を阻害する場所よりも前の段階をブロックすることにより、今までの薬で効果のない場合にも効果が期待できます。

また、アメナリーフは腎機能への影響が少なく、腎機能の良くない方への容量調節が必要ないため、どなたにも比較的処方しやすいことも特徴です。
用法容量も、一日一回2錠(400㎎)を7日間、で一日一回のため、処方後すぐに全量内服できるのも特徴です。

錠剤の大きさは、バルトレックスとファムビルの中間くらいで、まあ成人でしたら飲める大きさでしょうか、アメナリーフは16歳以上の大人しか処方できないので大丈夫かな。

現在のところ帯状疱疹の方しか処方できませんが、神経痛などの発症を予防するためには早期に内服することが望ましい帯状疱疹の方には、一日一回で処方後すぐ全量内服できるアメナリーフは魅力的です。
また実際処方してからの情報をまた集めていきたいと思います。

今年も早くもあと4か月の残りです。あと4か月はどういう日々にしていくか、などとあえて考えずに、毎日やるべきことを丁寧にやりつつ、笑顔で毎日過ごしていきたいですねwink

周りの人への思いやり、家族間でも相手を思いやる気持ち、を忘れずに優しく生きていきたいですconfident そのためには自分の気持ちに余裕がなければいけませんので、運動や美味しいグルメや、自分の好きなおしゃれなどでストレスをため込まないようにしたいです。

最近小4の双子geminiの娘の一人に、朝いきなり、ママは45歳にもなってなんでオシャレしてるの?今さらそんなにモテたいの? と突然聞かれましたsweat01 
確かに若いうちは、オシャレ=異性にモテるためにする なんだろーなー、
いつの間にかそんな感覚も忘れてるなーと思いつつ、 モテるためでなくてオシャレで自分の気持ちが上がって毎日楽しくなるからだよ、と答えたら、気持ち悪い、と一言。 
恐るべし、女子ですcatface
今のところ口答えしつつも、まだママ大好き、ですが、そのうちにかつての自分のように母親には反抗心あらわになるんだろうな、この先身震いですが、それも子育ての醍醐味なのでしょうか、それにも正面衝突しながら頑張って向き合っていきたいと思いますconfident(今のところの気持ちとしてはcoldsweats01

蕁麻疹とアトピーの治療について

8月にしてはそう暑くない東京で1週間、長くお盆休みをいただき、初めて家族で東京でゆっくり過ごした夏休みでした。
普段できない家の中の断捨離を一部屋行い、医学雑誌も整理して必要なものをチェックしました。

広島大の秀先生・田中先生の蕁麻疹についての記事と、アメリカの Eichenfield 先生とNTT病院の五十嵐先生や逓信病院の江藤先生のアトピー性皮膚炎座談会についての記事をチェックしました。

蕁麻疹の中でも、特発性の蕁麻疹は1つの悪化因子では病態を説明することができません。
治療としては抗アレルギー・ヒスタミン剤(変更、倍量投与も含む)、トランサミン、抗不安薬、漢方、ステロイド、免疫抑制剤などとステップアップしていきますが、1カ月半以内に通常の治療で治りずらい蕁麻疹は、その後1年以内に治癒した方は11%にすぎず、いかに蕁麻疹が多様な要因で生じるということがわかります。
逆に、発症後1週間後以内に治療を始めた急性蕁麻疹は70%が1週間以内に治癒しますが、時間の経過とともに治癒率は下がります。

まずは症状が出ないように薬で加療するのが第一目標で、薬をやめても症状が出ない状態を達成することが最終目標となります。
また、2カ月以上経過した慢性蕁麻疹では、薬によって2カ月以上無症状の状態が続いたあとに少しずつ減らしていくことが推奨されています。

次に、アトピー性皮膚炎へのプロトピック軟膏による治療ですが、アメリカではプロトピックの使い始めの刺激感を緩和させるためにステロイド外用と併用することがすすめられていて、1回当たりの使用量の上限がなくチューブも大きい100gのプロトピック軟膏があります。

目の周りの皮膚症状や首のさざ波状色素沈着にも有効で、特に肘の内側などの屈側部に使用するメリットとして、皮膚萎縮が起こらない、皮膚バリアを下げない、再燃回数が少なく、寛解している期間が長い、などが挙げられます。

皮膚症状が十分沈静化したあと、週3日ほど、プロトピックを予防的にぬっておくことによって長期間の寛解状態をキープする、いわゆるプロアクティブ療法が推奨されています。

皮膚の副作用をでないようにしつつ、皮膚の良い状態を保つ工夫が必要ですが、日常生活においては、しっかり汗をかく、自律神経バランスを整える、ストレスをためて掻かないようにうまくストレスをコントロールできるようにする、皮膚バリアを元通りに強くする保湿スキンケアを継続する、などでしょうか、ストレスコントロール、なかなか難かしいことですねdelicious

このお盆休みは、高2長男は塾のテスト勉強で珍しく集中して勉強しつつ、友人と旅行してささやかな楽しみを見つけつつ、充実したのんびりとした夏休みだったようです、段々手を離れていくものです。
小4の娘たちは講習に通いつつ、ノンビリと自宅と塾ですごしつつ、思い出に原宿買い物を父母と楽しみましたdelicious 竹下通り、いついってもたくさんの若者と海外旅行者です。

私はこのお盆休みは、毎日朝7時からのfeel cycle を2コマ、夕方また2コマ、と、連日cycleを満喫できました!普段できない東京生活、本当に運動と洋楽を feel cycle で満喫いたしましたconfident

ジムのトレーナー さんも、feel cycle のインストラクターの方々も、いかに分かりやすくポイントを伝えようとしてくださり、その努力や熱意に触れると心から信頼し、尊敬の念を抱きます。

運動においても仕事をする社会人としても、自分の限界を決めず、上を目指していく謙虚な気持ち、私自身も見習いつつ、運動も、仕事も、継続していきたいですconfident

ニキビのエピデュオゲルについて

8月に入り、湿度の高い毎日が続いています。子供の汗疹や汗かぶれ、とびひの方なども増えて、より夏らしくなってきました。

この数日の間に私自身も口周りにニキビが出来てcatfaceエピデュオゲルを外用しています。
エピデュオゲルは、従来からあるディフェリンゲルとベピオゲルを合わせた合剤ですが、抗生剤を含まないために、耐性菌の出現を抑えることができ、安心して継続することが出来ます。

ベピオゲルの過酸化ベンゾイルは角質剥離作用とアクネ菌の抑制作用を持ち、ディフェリンゲルのレチノイドは皮膚の角化異常(角質が厚くなって角栓ができやすくなる)を正常化させるとともに、ニキビの炎症部位で増加しているTLR2という自然免疫受容体を直接抑制することがわかっています。予防だけでなく少し炎症を抑える効果もある!ということです。

ですから赤みの大きい炎症の強いニキビにはデュアックやダラシン・ゼピアックスなどの抗生剤外用が必要ですが、赤みの少ない小さなニキビや白ニキビ・面皰には最初からエピデュオゲルを使用するのも効果的です。
気になる、副反応であるツッパリ感や乾燥対策としては、やはり保湿と併用する、少しずつぬる面積を広げていく、ことや、ローテーション方式で、日替わりで塗る場所を変えていくのも効果的です。例えば、一日目は額、二日目は右ほお、次は顎、次は左ほお、などと回していくと各部位に塗る回数が減り、副反応が出にくくなります。

ベピオゲル単体でも、お人によっていくら塗り方を工夫しても赤くなってしまったり合わない方も確かにいらっしゃいますので、本当に塗り方や工夫は人それぞれで考えていくしかありませんが、諸外国では抗菌剤外用に頼らずエピデュオ主体になっていることを考えると、日本人の肌に合った対策を考えながら耐性菌の心配のない治療を行っていくことも大切ですconfident

夏休み期間、普段忙しくてなかなか来院できない中高生の方がニキビ治療で皮膚科を受診されています。大人になってニキビ跡を残さないように今のうちから治療することを勧めています。軽症な白ニキビ面皰中心では、抗菌剤を使わなくてもエピデュオやベピオ・ディフェリンなどで積極的に治療していったほうが良いです。これらは乾燥つっぱりなどの副反応に気を付けながら最低3ヵ月(3本)は使って効果を実感していくことが必要ですので、焦らず根気よく外用することが大切です。3ヵ月って、長いですね。長いですが継続できるようにお話することが皮膚科医の説明次第なのだと考え、身が引き締まりますconfident

先週末、クリニックのスタッフのお食事会で西洋料理・島(日本橋)へうかがいました。こじんまりとした穴場的なお店で、ボリューム満点の、かつおいしくとろけるようなお肉をいただき、若いスタッフも大満足の美味しく心に残るお料理でしたconfident

お店のマダムの温かい御心遣いやお声がけに心温まり、お土産にお手製のチーズケーキまでいただき、また絶対行きたい!という思いで帰路につきました。やはり人の心遣い、というものは何より心に残り、心を揺さぶります。
クリニックのスタッフは皆もちろん年下の女性ですが、きちんと言葉に出して自分の気持ちを話したり、ありがとう、という気持ちをきちんとお話できる女性は、素敵だなconfident見習いたい!と感心します。ふだんなかなかゆっくりお話しできませんが、美味しい食事を通してお話する機会も大切だと思いました。

プライベートでは、実母の(大腿骨)骨折の完治祝いで姉一家と両親と一緒に久しぶりに集まりました。大学生と高校生2人、小学生と孫たち計5人が集まるのは本当に久しぶりで母もお祝いされて嬉しそうでしたconfident 母はだれが何歳かは忘れてしまうため、あれ?もう大学生?中学かと思ってた、などと改めて孫たちに聞くために子供たちは苦笑しながら、年を繰り返すのですが、まあそれも笑いの種になり。
未来のある若者が集まると両親も気持ち明るくなり、付き合ってくれた大学生の多忙な甥っ子や両方の旦那様にありがとう~と思いました。

cycle運動は相変わらず継続中ですが、最近ランブルローラーを使用して筋膜リリースも時々行うようにしています。ジムのトレーナーさんから教わりジムで行っていたのですが、自宅でもやりたくなり、アマゾンで購入し、cycleで運動後は固くごつごつしたランブルローラーに太もも横面を乗せて動かすと、超痛いーbearing。でもやった後の脚が断然軽いです!
痛い、でもそのあとの軽さは何より代えがたいです。しばらくcycleで固ーくなった脚をリリースしていきたいと思いますconfident

来週は夏休み、子供孝行しながら、念願の普段できない朝7時からの feel cycle をenjoy したいと思いますdelicious

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