« 痒がる脳! | トップページ | 特発性蕁麻疹について »

酒さ : 顔の赤みとほてりについて

紫外線が本格的に強くなり、気温も急に高い日が続くようになりました。

急な温度の上昇で、顔のほてりやあかみ、ヒリヒリ感で皮膚科を受診される方も多くなってきます。化粧品のかぶれと考えたり日光まけだと考えたりして様子をみているとなかなかヒリヒリ感が治らない、赤みがとれない、という方は酒さ(しゅさ)という皮膚炎の可能性があります。

頬や鼻、あごまわりが赤くヒリヒリ、ピリピリ、チクチクする痒みや違和感が多く、そのまま診断されないまま過ごすと徐々にニキビっぽく小さな毛包炎ができたり、口周りに急に細かい赤い痒みのあるプツプツが多発したり、または唇のライン周りに赤くプツプツがでてきたり。時にはマブタや顔全体の腫れ(浮腫)として表れることもあり、臨床症状は様々です。

皮膚炎の本態は、毛細血管拡張です。

子供の時から顔がほてりやすい、ニキビやアトピーなどの経過の中で急に赤くなってきた、などで酒さを疑いますが、診断は細かい問診(今までの皮膚の症状経過)や紅斑の血管拡張があるかどうかで決まります。

酒さの赤みに対して、ステロイドやプロトピックの外用を継続していると、ステロイド性酒さ様皮膚炎といって頬や口周りの赤いプツプツが悪化したり、外用をやめたときにはリバウンド現象として顔全体の赤み・腫れや赤いプツプツや膿疱が出てくることがあり、安易にステロイド外用を続けるのは要注意です。

酒さと診断できた場合は、ステロイド・プロトピック以外の塗り薬を使うだけでは効果は薄く、抗生剤や漢方薬の飲み薬により治療していきます。

酒さの悪化因子として、紫外線(今の時期は一番の要注意です!)・アルコールや辛い物・ほてる様な刺激(長時間の入浴・サウナ・ホットヨガなど)があり、避けていく必要があります。特に日光は一度多量に浴びて酒さの皮膚炎が悪化すると何日か症状が悪化することがあるので、サンスクリーン剤、日傘などの紫外線防御が本当に大切です。

まだまだ紫外線が強烈な日々が続きます。室内にもガラスを通して紫外線は入ってきますので朝起きたらサンスクリーン剤をすぐ塗るようにしましょう!

かという私も、夜自宅でルームランナーで30分も走っていると、徐々に顔が潮紅し、真っ赤になります。急激に冷やすのもよくないので、水道水やシャワーで流すようにしています。でもすっきり汗をかくと気持ち良い!まだまだ疲れて走らず眠ってしまうことの方が多いですがぼちぼち頑張ります!

« 痒がる脳! | トップページ | 特発性蕁麻疹について »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事