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酒さ、口囲皮膚炎と毛包虫(ニキビダニ)、フソバクテリアについて

5月も後半になり気温が上がるとともに、顔の酒さ(毛細血管拡張)や口囲皮膚炎(口周りの赤いプツプツ)、脂漏性皮膚炎(鼻の横や鼻下のあかみ)の症状も出やすくなる時期です。
酒さの特集の中の滝脇弘嗣先生の記事をチェックしました。
フソバクテリア(嫌気性菌)は本来、歯槽に存在する嫌気性菌ですが、口囲皮膚炎の毛包に存在します。
マラセチアは脂漏性皮膚炎の皮膚表面に存在しますが、フソバクテリアはマラセチアが豊富な環境では生育せず、両者は共存しにくいことが分かっています。
ですから鼻唇溝にまず初めに発症した口囲皮膚炎を酒さと考えステロイド外用を続けるとフソバクテリアが増殖してしまい、典型的な口囲皮膚炎になってしまうと考えられます。
 
酒さ(頬が血管拡張で赤くなる)の丘疹・膿疱型では毛包虫(ニキビダニ)が通常以上に増殖していることが病因の一つといわれてはいますが、酒さでは微生物細菌を認識する受容体が高発現していることによって、正常皮膚では影響を受けない程度の細菌叢の乱れや刺激に対して過敏に反応してしまうのではないかといわれています。感受性が増加して易刺激性になっている状態です。
ですから、酒さの皮膚に対して免疫抑制剤であるプロトピック軟膏を無駄に続けてしまうと細菌叢の乱れを生じやすくなるため、必要がなくなったらオフする、ほかの薬に変更していくことも大切です。
何においても、必要な時は薬を、あとは洗いすぎず触りすぎず、自然免疫を乱さないことも重要だと思います。
日光・ほてりで悪化する酒さに対しては
・ミノマイシン・ビブラマイシンなどの抗生剤
・黄連解毒湯などの漢方薬
・プロトピック軟膏
・メトロニダゾール(抗原虫薬)外用
などの治療法がありますので、症状悪化時は治療しながら、刺激を与えずに保湿スキンケアを心がけることが重要です。
酒さ、口囲皮膚炎、脂漏性皮膚炎、それぞれ病態が異なり、複雑です。
色々な皮膚細菌叢や抗菌タンパク、自然免疫受容体などが関与し、日々研究も進んでいますので、また新しい情報を入手しながら治療を考えていきたいと思います
 
子供の毎日の予定と同じく、毎日決められた仕事や家事子育て、それだけで毎日過ぎていってしまいがちですが、仕事や家族以外の自分だけの仲間や居場所がある日々は素敵です。私にとっては、昔の仲間や同級生友人たち、ジムの信頼できるトレーナーさん、空手のお仲間やFeel Cycleで出会ういつものメンバーやインストラクターの方々、お互いに“個”になれる方々との触れ合いが何より有難く感じます。
大学の同期の男性が、最近自分一人のために料理をするのが好き、料理自体より、多忙な中で料理をしている自分の“心の余裕”が愛おしく好きなんだ、と話をしていて、なるほどなーと思いました。
確かに、忙しい忙しい、と愚痴るのではなく自分の“心の余裕”を感じさせる趣味を継続していきたい、そしてそこでの仲間や先生は大切な人たち、感謝しながら出会いを大切にしていきたいと思います
 

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