« アトピー性皮膚炎の新薬:デュピルマブ(デュピクセント)講演会 | トップページ | 体内時計について »

便秘の漢方薬について

夏休みもあっという間に終盤に入り、夜になって風がでると少し良いかな、と思える暑さになってきました。クリニックも長いお盆休みをいただき、スタッフも帰省したり私たちも毎日東京で運動したりドックを受けたり、ゆっくりリフレッシュできた夏休みでしたconfident
お盆休み前にツムラのご担当の方よりいただいた漢方記事で、便秘の特集がありましたので、自分自身のためにもチェックしました。
もともと西洋薬のセンノシド(アローゼン、コーラック)などは刺激性下剤で、だんだんと耐性ができて効きが弱くなる可能性があります。
それに比べて漢方薬は複数の生薬で構成されていて単純に便通に作用するのみでなく腹痛や膨満感、不快感やそこから生じる不安感などにも働きかけてくれます。
単純に腸の平滑筋を動かすだけでなく腸内の水分の分泌を促したり消化管の動きを改善する働きによりいろいろな面に総合的に良い影響が出やすいのが漢方薬です。
便秘の漢方薬も、内服する年代や症状により異なります。
高齢者でコロコロした硬い便が出にくい場合は、麻子仁丸(マシジンガン)や潤腸湯(ジュンチョウトウ)。麻子仁丸は甘草が入っていないので電解質異常が起こりにくく比較的安全に使用できます。
成人で下剤を服用すると排便はあるが便が固くお腹がゴロゴロして痛む場合は桂枝加芍薬大黄湯(ケイシカシャクヤクダイオウトウ)、便秘と下痢が繰り返す場合は桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)。
若い女性などで便秘の初期では初めから刺激性下剤を使うと習慣化してしまうこともあるため、大建中湯(ダイケンチュウトウ)などでお通じを出す習慣を取り戻すことができます。特に腹部膨満感やガスが多い方に比較的有効です。
また、更年期前後の女性で肩こりや頭痛を併せ持つ実証(比較的がっしりとした体型)の方の便秘には桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)がとても有効です。
最後に、小児のうまく便が出なくて苦しい便秘には、小建中湯(ショウケンチュウトウ)が効果的です。小建中湯は桂枝加芍薬湯に飴アメが加えられたもので、子供でも飲みやすく、この飴が便をやわらかくして通りをよくする効果があります。ダイオウが入っていないため子供の便通を優しくコントロールすることができます。
また小建中湯は便通のみでなく腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスを整えることにより小児のアトピー性皮膚炎や喘息などの症状を改善したという報告も多くあります。
便秘が続くと腸内環境も整わず、肌荒れニキビやアレルギー皮膚炎とも関わってきますので便秘の自然な治療は皮膚疾患にとってもとても大切です。
何より、運動による代謝亢進と十分な水分摂取は何よりの便秘対策です。
漢方薬をうまく使いながら、腸内環境をgoodな状況に保つのもよいですね。
このお盆休みは高3受験生の長男友人数人が勉強合宿で泊まりにきたため他の家族は恵比寿のホテルに宿泊してプチ旅行気分。小学生の双子も同級生と原宿に買い物ツアーに連れていったりキッザニアに行ったり、地味ですが少しだけ夏休みをenjoyしました。
家族皆で旅行した昔が懐かしくあっという間に子供は成長してしまいます。
 
夏休みはいつも以上に自分の子供と接する毎日ですgawk
長男は良き友人に恵まれてほぼ大人に成長しています。私も長男の時は初めての子育てで勉強なども一喜一憂必死でしたが、下の娘たちには本当に力が抜けて、とにかく元気で楽しく学校に通うこと、楽しく塾にも通ってくれることだけで親としては本当にありがたい、まったく一喜一憂もしなくなっています。本当は子育ては力がほどほど抜けていてちょうどよいのかもしれません。
とにかく母親が毎日楽しく仕事や運動や家事・おしゃれ をしている姿を見ていてくれるとよいけれどdeliciousと我が子を信じるのみです。

« アトピー性皮膚炎の新薬:デュピルマブ(デュピクセント)講演会 | トップページ | 体内時計について »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事