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円形脱毛症の治療について

暖かかった11月が終わり、12月の今週から急に寒くなってきました。まだまだ寒さはこれからですね。
先日、円形脱毛症で時々通院してくださっていた高校生のお母さまから可愛いイラスト付きのお手紙をいただき、なかなか外せなかったウィッグがようやく外せて生活できるようになった旨のご報告をいただき心が温まりました。多くは語らず色々思うことはあってもじっと治療を継続してくださった素敵な親子でいらっしゃいましたので、本当にこの先ますます幸せになっていってほしいと本当の我が子のように感じています。
円形脱毛症について、ご専門の坪井先生(東京医科大学)と勝岡先生(北里大学)の御対談の記事を改めてチェックいたしました。
脱毛の面積が4分の1以下(25%以下)の場合は局所で起こっている免疫反応を抑制するステロイド外用、ステロイド局所注射が勧められます。局注は痛みを伴い深くに打つと皮膚萎縮や皮膚陥凹がでるため浅めに打つのがポイントですが、頭頂部や側頭部の脱毛斑には効果が高く、間隔を4週間空ける、浅めに打つ、ことに気をつければ選択肢の一つになります。
範囲が25%以上で軟毛がわずかでもありザラザラ感がある方では局所免疫療法が勧められます。SADBE 、DPCPなどの化学試薬を頭皮に塗って軽い接触皮膚炎(かぶれ)を起こさせ、円形脱毛で集まっていたリンパ球からかぶれの炎症のリンパ球の構成に変化させることで治す方法です。大学病院の脱毛症専門外来での治療になりますが、広範囲の脱毛症でも毛穴がザラザラ触れるような方ではかなり期待できる治療法です。
また、ミノキシジル(リアップなど)は市販になりますがメカニズムが全く異なりますが唯一の発毛剤で、円形脱毛症でも軽症例ではかなり有効な結果が報告されていますし、先天性の乏毛症の方には増毛効果が多く認められるそうです。
円形脱毛症は残念ながら再発することもありますので長期に経過をみながらその時々に適切な治療方法を判断していくことが大切だと考えます。
最後に円形脱毛症の局所免疫反応(自分の毛母細胞を異物だと認識して攻撃してしまう)にはJAKという酵素が働いて白血球が“誤作動”してしまうことがわかっており、そのJAKの阻害剤である“トファ二シチブ”という薬が円形脱毛症に有効という報告の検証がアメリカで進められています。もし検証されて実用化したら待望の治療薬です。
 あっという間に今年もあとわずかです。
高3受験生の願書取り寄せや受験料振り込みや願書提出がこの先続きます。とにかく失敗や漏れがないように親もやや緊張です、あとはとにかく本人ですが本人はいたって緊張感なくいつもと変わりなし。そんなものかな男子は
週一回習っているヨガの素敵な若い先生が今週は終了時に、こうして一時間ヨガに集中できる今の自分の環境にも感謝しましょう、と素敵なことを言ってくださいました。
確かにまずは今の自分の健康あってのヨガ、そして家族の健康。親が倒れたり子供が病気になったりしたら自分の予定がすべてキャンセルになってしまいます。
私がこうしてヨガやジムやfeel cycleや空手に参加して楽しめるのも家族の健康と理解、私のいないときにも支えてくれているクリニックスタッフ、そして先生やインストラクターや仲間の笑顔です。今自分の余暇に集中できるこの環境は、年齢とともに当たり前のようで当たり前ではないのかもしれないと思いました。
 そして昨日の幸せ。隣の住戸の素敵な綺麗な70代の奥様に、いつもお料理のにおいが美味しそうよ、忙しいのに偉いわね、とさらっと言われたこと。肉食の我が家のニンニクや自分の健康のために毎日つくる豚汁のにおい、しっかり隣戸まで匂いますよね~、でもさらっと褒めてくださったそのご婦人の一言がこんなに自分を元気つけるものだな~と思い、そんな嬉しい一言をサラッと言える素敵なご婦人になりたいな~と単純に思いました

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