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アトピー性皮膚炎ガイドラン

あっという間に2019年新年が始まりました
年末の日本皮膚科学会雑誌にアトピー性皮膚炎ガイドライン2018が全文記載されていましたので、年始休みにようやくチェックしました。
一般から公募した質問ポイントについての推奨エビデンスが掲載されていました。
・ 皮膚炎が軽快した後のステロイドの減量法として、同じランクの薬の外用頻度を減らすのと、ステロイドランクを下げて連日外用するのとではどちらが良いか?
 ⇒ 同じランクを頻度を減らす方が良い。
外用頻度を減らす治療として週2~3回のステロイド外用を一定期間行っても副作用の危険性が増加しないことが確認されているため、1週間の外用回数を減らして継続することが推奨されます。
・ステロイド外用薬の眼周囲へ使用は眼合併症リスクを高めるか?
 ⇒ 白内障に関してはリスクを高めない、緑内障に関してはリスクを高める。
白内障に関しては顔面皮疹の悪化や掻破・叩打行動を繰り返すことによると考えられていますが、ステロイド外用治療後の緑内障の症例は多数報告されているため弱いステロイドを少量使用する分には問題ないと考えられます。
・ 妊娠中・授乳中の食事制限は子供のアトピー性皮膚炎発症予防に有用か?
 ⇒ 母の食事制限は子のアトピー予防に有用でない。
米国小児科学会で妊婦さんのアレルゲン除去は生後18か月(1歳半)までのアトピー発症予防には有用でなく妊娠中の食事制限が胎児の発育を妨げる可能性も報告されたため、妊娠中の食事制限はアトピー発症予防には有用でないと考えられます。
・アトピー性皮膚炎にイソジン消毒が有効か?
 ⇒ アトピーの原因に感染が関与していると考えられる症例では補助治療として考えられることもありますが、黄色ブドウ球菌の減少は石鹸洗浄と変わらないという報告があり、副作用としてびらん面に対する刺激による皮膚炎悪化、接触皮膚炎かぶれも生じうるため医学的な根拠は乏しく、基本治療では治療が困難でその原因として感染の関与が考えられる症例にのみ補助的加療として考えられます。
・ブリーチバス療法はアトピー症状の抑制に有効か?
 ⇒ 次亜塩素酸を溶解した風呂に入浴するブリーチバス療法はアメリカなどで有用性が報告される。アトピーの治療として黄色ブドウ球菌の除菌による様々な治療効果を比べた結果では優位に病勢を改善させたのはブリーチバス療法のみであった。感染の関与が考えられる症例にのみ補助療法として考えられますが、国内では実際に行われる治療指針は無く今後の検討が必要であります。
単純に考えると次亜塩素酸自体でかぶれそうな気がしないでもないですが。
 他は従来通りのプロトピック(免疫抑制)外用やネオーラル(免疫抑制剤)内服の安全性や、プロトピックやステロイド外用のプロアクティブ療法(軽快しても週3日ほど外用を継続して再燃を予防する)の内容で大きな変化はありませんでした。
よく患者さんご自身からも質問をうけることも具体的に推奨度が記載されており、現実的なわかりやすいガイドラインだと思いました。
長いガイドラインですが今後もじっくり読んで改めて治療法や病態についてチェックしたいと思います
  年末年始は普段通うジムもすべて休みで否応なく自宅にいる時間が多く、普段やらずに逃げてきた雑用が自分なりにすべて出来ました。
娘たちのたまりにたまった放置していた塾のプリント類を一日かけてファイリングすることもできました。その分ずーと床に座りっぱなしで腰の痛くなること
本当に数日でも運動をしないと体の不調が出るお歳になってきてしまいました。
でも面倒くさいファイリングをしながら、その分気持ちも少し変わってきました。
今年は放置してきた娘たちの受験ともきちんと逃げずに向き合おうと思います整理はパワーと気力がないとなかなか出来ませんが気持ち新たになり本当にスッキリとしました。あとはご本人たちの自覚のみですがこれが一番大切でした。
まずは新年の目標、仕事では講演会や学会で日々更新される情報を得て患者さんに還元していくこと、熱意をもって患者さんに伝えること、家庭での目標は長男の(今年の!)大学受験が終わり、結果はどうあれ親として受け止めること、そして娘たちのの楽しい小学校生活のヘルプとともに幼い娘たちの中学受験を考えてあげること、個人のプライベートでは筋トレやヨガ、フィールサイクルや空手をバランスよく継続していくこと。最後に年老いていく4人の両親のできるヘルプを継続していくこと。
盛りだくさんのまた1年を丁寧に過ごしていきたいと思います

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