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2019年3月

今さらながら花粉症について

スギ花粉症の症状が今年は強く内服を何種類か併用されていらっしゃる方もいらっしゃいます。
先週明治製菓ファルマさん主催の花粉症に関する野村泰之先生(日本大学耳鼻科)の講演会でとてもわかりやすいお話をうかがいました✨
日本は昨年夏が猛暑で7月の気温が過去最高であったため、この3月の花粉の量が過去最高と言われています。昨年の2割増しという予報でしたが、実際の患者様の症状の強さを伺うとそれ以上のような気がします。最近こそ少花粉スギや無花粉スギも出てきていますが、しばらく2050年までは増え続け、2050年をピークにそれ以降減少し2100年にはなくなるのではないかという予想です。
現実の現在は都内のスギは1年ごと右肩上がりのため都内の方の48%の方が花粉症だといわれています。
また、スギ抗原はまだ粒子が大きめで余程皮膚バリアが乱れた弱い部位にしか入り込みませんが、PM2.5や黄砂はかなり粒子が小さいため喉の奥まで入り込み、粘膜上皮のバリア機能を壊し、皮膚のみでなく上気道咽頭症状にまで影響が出てきますのでマスク防御が重要だそうです。
また、LAR(local allergic rhinitis)といって局所アレルギー性鼻炎、アレルギー採血上は陽性に出なくても局所でIgE が産生され鼻粘膜や鼻汁でのIgE が陽性=鼻誘発テストのみ陽性の報告例も増えているそうです。確かに、臨床上は絶対花粉症の方が採血上は陰性であることが度々よくあります。
平成28年のデータでは都内の48.8%の方が花粉症であるにも関わらず、マスクをしている方が48%いるかといわれると少し少なく感じます。マスク防御や初期からの治療がとても大切であることが当たり前のようであまり実践されていないこともあります。
初期からの治療、むずっとした瞬間から点鼻や点眼するだけでも、そして内服をスタートするとヒスタミン受容体が増えないため、その期の花粉症場をかなりコントロールできると言われています。受容体を増やしてから治療してもたたくので精いっぱいで薬の効果が十分発揮できないこともあり、初期からきちんと受容体を増やさずにコントロールしていくことがやはり重要なようです。
ビラノアは眠気のない一日一錠の内服で効果もきちんとある大いに期待できる薬です、最近は一日一回でコントロールできる薬が主流になりつつあり、眠気のすくないビラノアは女性にも出しやすい薬です。
今年の花粉は多いですが、これからヒノキになりますので、こちらもとにかく早めの初期治療や防御、が引き続き大切です。
あともう1~2か月ですね。頑張りましょう。
今年も受験期が終わり、卒業や入学の時期になってきました。患者さんの受験が無事終了したお話を伺うと、今年は身をもって、心から、本当にお疲れさまでした、本当に頑張ったね、大変だったね、とご本人にもお母さまにもお話してしまいます。本当に受験は親も子も、つらく大変です。
我が家の受験生もギリギリ進学先が決まりつらくて苦しい受験期がようやく終わりました。
この2か月は本人は男子で表に出さずに黙々でしたが本当に親は毎日胃の痛くなる不安でつらい2か月でした。
本人はどうせここは見ないので、ごく一部の上層以下の普通の学力の一般市民のありのままの医学部受験記を。今後のどなたかの参考になれば。
センター:ぎり800点で医学部目標の830~840点に届かず本人はやや失敗感。苦手国語や地理80点は限界だったですね。仕方なし。実際ほかの医学部希望友人はみな840点くらい、お一人は870点!今年はやや簡単だった?らしいですが、結果は結果仕方ない~。
私立:(出来や感想はすべて本人の後日感想。すべて終了してから何となく聞き出した感想。)
 順天堂A方式:学科は普通?に失敗なくまあまあ。いつも難しい英語が今年は比較的簡単でラッキーだった。一次は通過。二次の面接はなんと緊張のあまりマスクしたまま面接を受けて試験官に指摘され途中に外したらしい!小論文もあまりイマイチ。結果は補欠。優秀な友人もみな殆ど補欠。厳しいね~現実。友人やママ仲間で、健太郎マスク事件、と笑い話になるくらい笑える。いかにもわが愚息らしいマスク事件です。
 慈恵医大:学科は普通、失敗なくまあまあ。一次は通過。二次面接は、5分間の面接×5回も。その場で医学的グラフや図を見て考えさせ、自分の意見を述べる慈恵に特徴的な面接で、何も対策なく望んだ結果ほとんど適切に答えられず“終わった~”と言い帰宅。そのような面接、最も苦手ですね。案の定補欠にも入らず不合格。ご縁がありませんでしたね~、慈恵。
 順天堂センター・一般併用:センターはよくないけど一次は通過。二次の面接・小論文は優秀な友人に添削してもらいながら前日に二人で猛練習。小論文も面接も無難に終了。順天の面接は自分の過去の通知表やトロフィーなどアピール物を持っていくのですが、小学校の通知表をじっくり見られ、ユーモアもあり友人から慕われる存在、と書いてくれた先生に心から感謝。整理整頓が低評価であることを指摘され、それは今も治っていません、と正直に話したところ、君は正直でなかなか良いね~と言われたそう。結果補欠。まあ回ってくるとよいけど。
 慶応:学科は英語が難しく最後までできず得意な化学で失敗しだめだと思っていたところなぜか一次通過し、途端に元気が出て面接小論文がやる気マックスに。優秀な友人と数日対策し別の友人にも面接の言葉を添削してもらい万全の気持ちで二次の小論文と面接。面接も褒められ後悔なく。結果補欠。本当に良い記念になりました。優秀な友人たち、本当にありがと~。それぞれ友人は医科歯科、慶応に。さすがです。
国立
 医科歯科:学科は超むず、といって帰宅。無理ですね。結果は母は見てもいませんが当然不合格。医科歯科は初めから高望みでしたね~。
国立発表後に順天堂の後半のセンター一般併用の補欠が繰り上がり順天堂に進学することになりました。本当に補欠待ちの期間は精神的につらく、親は胃が痛い毎日でした。つらさが身に染みました。本人は慶応希望でしたが今年は補欠の周りも例年より少なく実力不足でしたね。親としては順天堂入学、大満足です。本当にギリギリでも進学できてよかった、順天堂の一年生は千葉で体育スポーツ学部のバリバリスポーツマンと共に寮生活ですので一年間、私としてはこの上なくラッキーです。 
東京の医学部受験、ごく一部の上層以下の普通市民にとっては本当に大変でした~。親は~。長く~。胃が痛く先週日曜日は胃カメラ大腸内視鏡までドックでやってもらったところ、毎年きれいなはずの胃にポリープができていました!恐るべし、ストレス。
浪人を覚悟し駿台市ヶ谷にも申し込み、補欠待ちをしていたつらい日々、私にとっても無駄にはならないかな。一歩届かないつらさ、親として身に染みてわかりました。希望通りの学校に合格できる子供なんて本当にごく一部ですね、でも本当にご縁があった学校でご縁をありがたく受け止め、より真面目に医学を勉強していってほしいです。そして助けてくれた優秀な友人や仲間に感謝しながらまた新しい出会いを大切にしていってほしいと思います。愚息の心配をしてくださった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました💕

蕁麻疹治療ガイドラインについて

いつのまにか三月に入りましたが、この数日は雨が冷たく寒い日々が続き体調も崩しやすくなったり、花粉症の症状もピークになりやすい3月です。
連日の温度差で蕁麻疹の方も多く、治療効果も個人差があり通常の抗アレルギーの飲み薬がなかなか効きにくい方もいらっしゃいます。昨年末の日本皮膚科学会誌に蕁麻疹ガイドライン2018が記載されています。
慢性蕁麻疹の症状は特定のものの原因よりも多数の因子の積み重ねがある閾値を超えることにより出現すると考えられています。
治療の最初の目標は、抗ヒスタミン剤の内服を続けることより皮疹の出現を完全に抑制することですが、その効果には個人差があること、効果が出るまでには数日(3~4日)かかることもあり内服を続けると週単位で症状が軽減することもあるので、1個の薬の効果は1~2週間継続して内服した後に判断することが基本です。症状が強く薬の効果がない場合は、まず薬の倍量や増量内服・他の抗ヒスタミン剤を併用したり、薬の服用時間を変更したりしてみます。さらに効果不十分の場合はヒスタミンH2ブロッカー(胃薬)や抗ロイコトリエン薬を併用してみます。さらには、ステロイド内服もしくは免疫抑制剤の内服や注射剤ゾレア(オマリズマブ)を考えます。
内服の効果があった場合、内服を継続し一定期間でないことを確認後に一日当たりの内服量を減量する、もしくは内服の間隔をあける、そして3日に一回内服で症状が出ないまで軽快したら一回内服オフにします。症状がなくなってから予防的に内服しておく期間に関しては、数日から1週間(4週以内、急性蕁麻疹の場合)・1か月(罹病期間が1~2か月の場合)・2か月(2か月以上の慢性蕁麻疹の場合)が勧められています。
つまり、まずは完全に症状が出ないように薬の飲み方、内服量、併用内服を考えて完全に蕁麻疹をコントロールすること、それ以降急にオフにしないでしばらく内服を続けることが勧められています。
毎日特定の原因なく蕁麻疹が継続する慢性蕁麻疹は不安にもなりやすく早期の治療が大切です。
発症してから1週間以内の早期に治療をスタートした急性蕁麻疹の方は慢性化することなく多くが治癒します。6週間以上症状が続いた慢性蕁麻疹の中で抗ヒスタミン薬のみで症状が抑えられない場合はその後も長期にわたり症状が継続していく可能性があり、やはり何より蕁麻疹症状が始まってからすぐ治療することが大切です。
本当にこの2日間は雨で寒い3月です。
我が家の受験生も全試験は一応終えてあとは私立の一校補欠待ちと私立2校と国立の結果待ちです。この1か月試験期間中は、思った以上に親も胃が痛くなる毎日で落ち着かないような、本当につらい一か月でした。普段胃痛も感じたことない私も時に受験を考えると胃が本当に痛くなる毎日でようやく最近になり結果どうあれ吹っ切れてきました。医学部はとにかく学科があった後に一次合格したらその後少ししてから二次試験があり、さらにその結果が1週間後、とかで経過が長く、その長さにうんざりしてしまいました。本人たちが一番大変だとは思いますが。今回は一次の学科を突破するので精一杯で二次対策(小論文・面接)が初めは全く不十分でした。後半の受験校は二次対策が少しできたおかげで少し自信もって面接も受けられたようで、結果はあまり望めないですが、よく頑張った、ということでとりあえずの今年の試験は終了しました。今週からは卒業旅行やフットサルやら遊びやら予定がギッシリで、新生活は駿台市ヶ谷校に入塾するのか晴れて大学生になるのか、ギリギリまだまだ分からない状態ですが、現役の今年の挑戦は一応終了です
本当につらかったな~親は初めての経験、中学受験と違ってこの長い受験期間、また来年もあるかもないかもと思うとまた胃が痛くなりますが、多少のことでは動じなくなっていくのかな、私も。このつらかった時期はひたすら地味にヨガで心を落ち着かせる時間が大切で、すべてを忘れられるヨガ時間に救われていました。
また結果はどちらにしろ、親も子も春から気分一新で新生活が始まります、とりあえず、また通常の生活にもどり、心穏やかに仕事に運動に勤しみたいと思います

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