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美肌と栄養

 

自粛期間が続き、我が家の新成人と新中学生達はずーっと大人しくAt homeです。よほど暇してるのか、長男が昼ご飯に最近オススメ料理YouTubeを見ながら料理を作っています。私よりよほどきっちりと分量をはかり、レシピ通りに忠実につくるためこれが結構おいしそう。夜には料理は残っていませんが使い終わった台所を"片付けまでやれよ~”と言いながらフライパンを片しながら残りのわずかを味見するとなかなか美味しい。今の時期、運動もできず、楽しみは食事くらい。栄養も大切ですが、自分の食べたいものを美味しい!といいながらできれば誰かと共に食べるのが一番です。
とは言いながら、美肌に必要な栄養を少しでも摂ろうか、と思い医学雑誌(美容皮膚医学BEAUTY16)を読んでみました。
皮膚の光老化を抑制する代表的な抗酸化物質はビタミンCとビタミンEとポリフェノール・カロチノイドが挙げられます。このうちカロチノイドは抗酸化作用が強く大切です。ビタミンCはメラニン産生抑制作用やコラーゲン合成にも関与しシミ・シワ予防とハリを与えます。ビタミンEの抗酸化力は強く紫外線ダメージから皮膚を守る働きがあります。
またビタミンAは紫外線から皮膚を守り、受けたダメージを修復する働きがあります。

カロチノイド:にんじん・ほうれん草・カボチャ(βカロテン)トマト・スイカ・柿(リコピン)エビ、カニ、鮭(アスタキサンチン)
ビタミンC :カリフラワー・赤ピーマン・ブロッコリー・柿・グレープフルーツ・サツマイモ・ジャガイモ
ビタミンE :カボチャ・赤ピーマン・アボガド・アーモンド・たらこ・ツナオイル漬け
ビタミンA :レバー・うなぎ・にんじん・カボチャ・ほうれん草・卵黄・トマト

光老化反応の真皮での反応に、"光増感反応”がありますが、これは真皮を構成する線維芽細胞が酸化ストレス状態になるとコラーゲンが分解されて線維芽細胞を支える細胞膜が脆弱化して基底膜の陥没によりシワやタルミが生じる状態をさします。カロチノイドはこの真皮での光増感反応で生じてしまう有害な"一重項酸素”を消し去る効果があり、抗酸化作用を強く発揮します。

また、抗酸化で大切なもう一つのポリフェノールですが、ポリフェノールとはフェノール性水酸基をいくつか持つ化合物の総称で、代表的なものはカテキンでよく知られる"フラボノイド”です。
フラボノイドの代表的なものは
*カテキン:緑茶・リンゴ
*フラバノン:カンキツ類
*アントシアニジン:ベリー類
*イソフラボン:豆

フラボノイドは、メラニン生成を抑える効果や血流改善効果、報告によりニキビ炎症を抑制する効果(まだ十分には検証できず)が報告されています。また、腸内環境において乳酸菌・ビフィズス菌などの善玉菌を増やす効果もあり腸内フローラのバランスを整えます。
腸内フローラを構成する菌は食事の影響を日々受けながらも一定のバランスを保っていますが、食生活の乱れやストレス・便秘などによってバランスが崩れると有害物質の産生が増加し皮膚に悪影響をもたらすと考えられます。

ライフステージごとの食事摂取基準に従った食事を摂る中でポリフェノールもうまく取り入れていきたいものです。

今は自宅で食事を摂ることがほとんどです。無理に頭でこれを食べなきゃ、というよりは疲れたときはテイクアウトや即席もの、余裕があるときは美肌に大切な栄養素をうまく取り入れて、家族のためだけでなく、自分の"美”のために、ストレスに感じない程度に自分の食べたいものを作っていきたいと思いました。

 

Facebookをみていたら、日本赤十字社の動画 “ウイルスの次にやってくるもの”が飛び込んできました。

 

ウイルスは手洗いで洗い流せるけれど、心の中に潜んでいて流れていかないものがある。
暗いニュースや間違った情報をたくさん食べて、どんどん育って、そしてささやく。
そいつは人から人へと広まっていく。
そいつはまわりに攻撃を始める。
人と人が傷つけあい、分断が始まる。
そいつは脅かす。
もしも感染したらどうする? あんな風に言われたらどうする?
みな、熱があっても隠すようになる。
具合が悪くても隠すようになる。
もう誰が感染しているかわからなくなる。
ウイルスがどんどん広がっていく。
鏡を見ると、そこにもう、(いつもの)あなたはいない。
そいつの名前は "恐怖”。
ウイルスの次にやってくるもの。
もしかしたらウイルスよりも恐ろしいもの。
私たちが"恐怖”に飲み込まれる前にできること。
*恐怖にエサを与えない。
 時にはパソコンやスマホを消して暗いニュースばかりを見過ぎるのはやめよう。
 不確かな情報を鵜呑みにしないで立ち止まって考えよう。
*恐怖のささやきに耳を貸さない。
 恐怖は話を大げさにしておびえさせる。
 誰にもまだ分からないことは誰にもまだ分からないことでしかない。そのまま受け止めよう。
*恐怖から距離をとる。
 非難や差別の根っこに自分の過剰な防御本能があることに気付こう。
 冷静に客観的に恐怖を知り、見つめれば、恐怖は薄れていくはずだ。
*恐怖が嫌がることをする。
 恐怖が苦手なものは笑顔と日常だ。
 家族や友人と電話して笑おう。
 いつものようにきちんと食べて眠ろう。
 恐怖は逃げていくだろう。

"恐怖”はだれの心の中にもいる。
だから 励まし合おう。
応援し合おう。
人は団結すれば恐怖より強く賢い。
恐怖に振り回されずに、正しく知り、正しく恐れて
今日私たちにできることを。
それぞれの場所で。

~日本赤十字社 "ウイルスの次にやってくるもの”より~

そう、いつも通りの心の日常を、できれば笑顔で。それぞれの立場で。それぞれの場所で。

 

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