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乾燥肌・敏感肌のバリア機能改善を目指す

寒ーい冬から徐々に暖かくなってきましたが、乾燥に加えて花粉や紫外線などの影響も受けやすくなる3月です。
先日、女子大川島名誉教授もアトピー性皮膚炎の方の薬からの切り替え化粧品としてオススメしている"ラメラボ”の論文を読み、メーカーさんへご連絡し資料とサンプルをいただきました。特徴として、保湿成分である生体リン脂質と類似したリポソーム(RNA/タンパク複合体)に水溶性コラーゲンを巻き付けて吸着させてコラーゲンを角質に浸透させることが特徴です。水溶性コラーゲンはもともと角質への浸透が難しい素材ですが保湿力が高く、水分蒸散量も下げて角質の水分量増加をもたらし、表皮ターンオーバーを正常化します。また、コラーゲンの塗布により被膜が形成されてさらにバリア機能が補強されます。使用していくと、クレンジング/洗顔でつっぱらずにしっかり落とせて、水溶性コラーゲン美容液は使い始めは少しつっぱり感を感じますが徐々に皮膚内部が潤う感じになります。クリームはさっぱりとベトつかないけれど乾燥しにくい感じでした。
スキンケアもシンプルなので、余計なものを沢山塗ることが裏目に出てしまい肌荒れを悪化させることが防げます。
川島先生によると、アトピー性皮膚炎の顔皮膚症状に塗り薬を週1日、もしくは月数回外用のみでコントロールできるようになったら、保湿の薬から機能性の化粧品に切り替えるのが良いかと考えられます。

スギ花粉、マスク摩擦、PM2.5、日光など外的刺激から全てブロックことは難しいですが、自分自身の皮膚のバリアを高め、内側からしっかり潤い、キメの整ったもっちりした肌を保つために少し水溶性コラーゲンシリーズを続けていってみたいと思います。

 

もう一つ、新しい美白剤であるシステアミンクリームのWEB講演会をうかがいました。従来のハイドロキノンが合わない方やハイドロキノンで効果が薄かった方などに対象になります。

ステップ1. システアミン・アイソバイオニックアミド配合体がメラニン生成を抑制し、抗酸化作用を発揮します。AHA酸が配合されることによりシステアミンが皮膚に浸透しやすい酸性環境をつくります。そしてアイソバイオニックアミドとAHA酸の相互作用により角層の色素を還元し色を薄くします。(塗布後15分待ちますが赤くなる場合はすこし時間を短縮します)

ステップ2. 中和ステップです。ステップ1のアイソバイオニックアミドとAHA酸との反応を止めます。


ステップ3. アイソバイオニックアミド・レチノール・抗酸化物質の複合で成り立ち、ステップ1の炎症を抑えるのに加え、色素を含まない皮膚層の代謝を促し皮膚ツヤを改善させる。

使い始めはステップ1の赤みが出ることもあるようですが、徐々に慣れてくるようです。もう少し勉強していきたいと思います。

 

今月号の東京都医師会雑誌を見ていたら"仕事の報酬は仕事”という言葉を紹介している先生がいらっしゃいました(大橋誠先生)。「仕事の報酬はなに?」と聞かれたソニー創始者の井深大氏は、「仕事の報酬は、金でも地位でも名誉などでもない、いい仕事をすれば、引き続きいい仕事、面白い仕事、自分のやりたい仕事が回ってくる、それが何よりの報酬だ。」と答えたそうです。webで検索するとこの言葉がコーチングメッセージとして色々な記事が出てきます。大橋先生の記事にもありますが、普通に丁寧に仕事をしているとさらに良い仕事に出会えることは普通なのかもしれませんが、本当に大切なのは仕事に対する姿勢がワンランク上であること、つまり"誰かから求められてするでも、お金のために仕方なくするでもなく、仕事自体に喜びや自分なりの意義を見出している”こと、という内容にとても共感しました。
自分の仕事に誇りを持って、さらに良い仕事や出会いが巡ってくるように真面目に仕事をしていきたいと改めて感じました。

卒業や入学の春になり、新しい生活を始める方も多いと思います。あっという間に子供達の学年も上がり子供の成長の早さを感じます。

それと対照的に老いていく親たちのヘルプも増えてきました。先日実父の受診付き添いで大学病院の土曜日午後外来にいきました。とにかく沢山のヒトで予約時間も3時間待ってようやく検査、そのご1時間待ってようやく診察、その後に看護師さんの説明。終わるとすっかり暗くなってきました。先生も土曜日夕方の外来で大変お疲れの様子です、私も大学医局時代を考えると、予約数を超えた患者さんの待つ外来が朝から夜まで続くこともあり、トイレもいけない、ご飯も食べれない、昔はそんなことが当たり前の時代でした(今は医師も働き方改革で状況は変わっているのかもしれないですが‥)。ですからあまり先生も愛想も少なく、でも必要なことはお話する、そのような感じでした。過去の私ももしかしたらそうだったかもしれません、患者側の立場になってくると見えてくるものが色々あるもの、とすこし勉強になりました。

サザンガーデンクリニックもこの春は少し職員の入れ替わりがあります。新しい転居先や新しい職場で新生活が始まるスタッフを感謝で送り出し、同時に息子と同年代の新しい方々を迎えていきます。気持ち新たに私自身も人を管理する側としてより成長していきたいと思います。

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