蕁麻疹治療ガイドラインについて
いつのまにか三月に入りましたが、この数日は雨が冷たく寒い日々が続き体調も崩しやすくなったり、花粉症の症状もピークになりやすい3月です。
連日の温度差で蕁麻疹の方も多く、治療効果も個人差があり通常の抗アレルギーの飲み薬がなかなか効きにくい方もいらっしゃいます。昨年末の日本皮膚科学会誌に蕁麻疹ガイドライン2018が記載されています。
慢性蕁麻疹の症状は特定のものの原因よりも多数の因子の積み重ねがある閾値を超えることにより出現すると考えられています。
治療の最初の目標は、抗ヒスタミン剤の内服を続けることより皮疹の出現を完全に抑制することですが、その効果には個人差があること、効果が出るまでには数日(3~4日)かかることもあり内服を続けると週単位で症状が軽減することもあるので、1個の薬の効果は1~2週間継続して内服した後に判断することが基本です。症状が強く薬の効果がない場合は、まず薬の倍量や増量内服・他の抗ヒスタミン剤を併用したり、薬の服用時間を変更したりしてみます。さらに効果不十分の場合はヒスタミンH2ブロッカー(胃薬)や抗ロイコトリエン薬を併用してみます。さらには、ステロイド内服もしくは免疫抑制剤の内服や注射剤ゾレア(オマリズマブ)を考えます。
内服の効果があった場合、内服を継続し一定期間でないことを確認後に一日当たりの内服量を減量する、もしくは内服の間隔をあける、そして3日に一回内服で症状が出ないまで軽快したら一回内服オフにします。症状がなくなってから予防的に内服しておく期間に関しては、数日から1週間(4週以内、急性蕁麻疹の場合)・1か月(罹病期間が1~2か月の場合)・2か月(2か月以上の慢性蕁麻疹の場合)が勧められています。
つまり、まずは完全に症状が出ないように薬の飲み方、内服量、併用内服を考えて完全に蕁麻疹をコントロールすること、それ以降急にオフにしないでしばらく内服を続けることが勧められています。
毎日特定の原因なく蕁麻疹が継続する慢性蕁麻疹は不安にもなりやすく早期の治療が大切です。
発症してから1週間以内の早期に治療をスタートした急性蕁麻疹の方は慢性化することなく多くが治癒します。6週間以上症状が続いた慢性蕁麻疹の中で抗ヒスタミン薬のみで症状が抑えられない場合はその後も長期にわたり症状が継続していく可能性があり、やはり何より蕁麻疹症状が始まってからすぐ治療することが大切です。
本当にこの2日間は雨で寒い3月です。
我が家の受験生も全試験は一応終えてあとは私立の一校補欠待ちと私立2校と国立の結果待ちです。この1か月試験期間中は、思った以上に親も胃が痛くなる毎日で落ち着かないような、本当につらい一か月でした。普段胃痛も感じたことない私も時に受験を考えると胃が本当に痛くなる毎日でようやく最近になり結果どうあれ吹っ切れてきました。医学部はとにかく学科があった後に一次合格したらその後少ししてから二次試験があり、さらにその結果が1週間後、とかで経過が長く、その長さにうんざりしてしまいました
。本人たちが一番大変だとは思いますが。今回は一次の学科を突破するので精一杯で二次対策(小論文・面接)が初めは全く不十分でした。後半の受験校は二次対策が少しできたおかげで少し自信もって面接も受けられたようで、結果はあまり望めないですが、よく頑張った、ということでとりあえずの今年の試験は終了しました。今週からは卒業旅行やフットサルやら遊びやら予定がギッシリで、新生活は駿台市ヶ谷校に入塾するのか晴れて大学生になるのか、ギリギリまだまだ分からない状態ですが、現役の今年の挑戦は一応終了です
。


本当につらかったな~親は初めての経験、中学受験と違ってこの長い受験期間、また来年もあるかもないかもと思うとまた胃が痛くなりますが、多少のことでは動じなくなっていくのかな、私も。このつらかった時期はひたすら地味にヨガで心を落ち着かせる時間が大切で、すべてを忘れられるヨガ時間に救われていました。
また結果はどちらにしろ、親も子も春から気分一新で新生活が始まります、とりあえず、また通常の生活にもどり、心穏やかに仕事に運動に勤しみたいと思います

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